新築施工事例詳細 Newly built homes

『築80年の既存住宅の雰囲気を残しつつ2世帯住宅として新築したい』というお施主様のご要望に応えした純和風の空間

日本の在来木造建築の風合いを活かしつつ、現代の高気密・高断熱機能や耐震性を付加した快適なお住まいは『木』本来のぬくもりを感じることができます。

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物件名 W様邸
構造体 木造
敷地面積
施工費
施工期間
打合せ期間

voice お客様の声

お家の建替えを決められたきっかけはなんですか?

(ご主人様)
今から7年ほど前に、名古屋市が無料で行っている木造住宅耐震診断を受けました。
当時、私の家は築80年を過ぎており、万が一の事態に備えた耐震強度がどれくらいあるのか心配になり…
結果は「倒壊する可能性が非常に高い」とのことで、今後の生活も考え我が家の建替えを検討し始めました。
(奥様)
私は息子夫婦と一緒に暮らしたい思いがずっとあったので、建替えをするなら二世帯にしたいなと思っていました。建替えの相談をした時、二人とも快く受け止めてくれたのでとても嬉しかったのを覚えています。

とても親孝行な息子様たちですね。
今回、築80年の木材利用を考えられたのは何故ですか?

(ご主人様)
「貧乏性」「物が捨てれない」という私の性格上の理由もありましたが、もともと柱や梁など、頑丈でしっかりした天然木を使っていたのは分かっていたので、これらの古材をなんとか再利用できないかと、知り合いの大工さんに見てもらったところ、再利用ができるとの判断を受けたので、住み慣れた住宅の再現に向け古民家再生をどうにか実現できないかと思いました。

実際に古民家再生プロジェクトとして動き出したのはいつからですか?

(ご主人様)
最初に設計の山本さんにお会いした5~6年前からですね。
「今の古材を再利用して、息子たちと一緒に住める家を建てたい」と相談しました。
途中、こちらの都合により2年程打合せが止まってましたが、家の間取りや、ひとつひとつの古材の再利用箇所など長い時間をかけて設計していただいき本当に感謝しております。

ありがとうございます。太啓建設を選んだ理由を教えていただけますか。

(ご主人様)
私はいろいろな工務店や大工さんなどと付き合いがありましたが、一緒に住む息子の意見も尊重したい思いがありました。
太啓建設を知ったきっかけは、息子の勤務先が豊田市で、“道路や橋などの大きな工事の請負から、木造の一般住宅も造る総合建設業”との情報を息子から聞き、息子の知り合いを通じて話を聞くことにしました。
(奥様)
ちょうどその頃、太啓建設で施工した「古民家再生住宅」があるとお聞きしたので、見学させていただくことになりました。正直、私達の中で本当に古材を再利用したお家が出来るのか不安でしたし、今まで住んでいた家を全て解体し建替えることも少し検討していました。
実際に見学させていただき、目で見て確認できた事も良かったのですが、お施主様からの「(古民家再生を)やって良かった」の一言で安心することができました。

そうでしたね。こちらとしても実例をご見学いただいた事で、より一層安心していただけて良かったです。
「古民家再生住宅」という事で、たくさんのこだわりがつまった家だと思いますが、特にこだわった部分を教えてください。

(息子様)
私は、“重量感のある純和風の家にしたい”という思いがあったので、外観は庇を深く(長く)造り古風豊かな趣のある雰囲気に仕上げ、内観については開き戸を一切使わず引き戸のみを採用しました。
古材を出来るだけたくさん使いたかった(見せたかった)ので戸の高さも従来の高さ(一般的な戸の高さよりは低い)をそのままにしたところも私のこだわりですね。

息子様の“純和風”へのこだわりがとても感じられます。
設計中に悩みや不安はありましたか?

(息子様)
そうですね、両親とは世代が異なるので、打合せを進めていく途中で意見が合わないこともありました。
例えば、収納について私たちはタンスをなるべく居室には置かず、納戸やクローゼットのように収納部屋を設けて見せないようにしたいと思っていたのですが、両親になかなか理解してもらえず…
(ご主人様)
実際に暮らしてからのイメージが湧かなかったので戸惑いました。
最終的に息子たちの意見を採用しましたが、結果として各部屋がすっきりしたのでとても良かったです。
やはり時代と共に暮らし方も変わるんですね。

そうですね。暮らし方も人それぞれですが、イメージだけではなかなか難しいですよね。
それでも、息子様たちの意見を取り入れて良かったですね。
お話をお伺いしているこの和室は、建具を再利用していることもありますが、
建替え前に打合せをさせていただいた頃が思い起こされる空間ですね。
家を建替えて良かったところを教えてください。

(奥様)
古い家だったので、間取りは昔ながらの部屋同士(畳と畳)が襖で仕切られている状態でした。
建替えをして、部屋と部屋の間に中廊下を設けたので、部屋をひとつひとつ区切れたことが一番良かったです。
もちろん住み心地も大変良くなりました。もともと夏は風通しが良かったのですが、冬は家の至る所から隙間風が入ってきて…
建替えをして断熱も十分にしたので、本当に家中が温かくなり主人と安心して過ごせています。

最後になりますが、これから建築する方へアドバイスをお願いいたします。

(ご主人様)
当たり前のことかもしれませんが、居間は南向きが一番良いです。
私の以前の家は、西向きの居間だったので、西日がとても強く夏場は大変暑い思いをしました。
しかし、南向きの居間にしても、夏場の直射日光が室内に当たり続けることは必ずしも良いとは限らないと思うので、 庇などで日射調整の工夫をする必要があるかと思います。
また、これはアドバイスではありませんが、太啓建設で古民家再生住宅を検討されている方がいらっしゃれば、 我が家の見学についてもご相談にのりますので、営業担当さんにお伝えいただければと思います。

そう言っていただけて本当に嬉しく思います。貴重なお話ありがとうございました。
今後も末永いお付き合いになりますがよろしくお願いいたします。

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